おやじ製鉄日記 - 下流社会で孤独に戦う男の愚痴ブログ

おやじ製鉄のおやじの日記。日頃の愚痴をクドクドと書き綴っていた下流社会で戦う男のブログ

2009年02月

昔の事を書く、おやじだ。

今現在。
藤間さんと篠原さんは付き合っていない。

篠原さんは…元彼って事か。
3階で噂を聞いている人も、そこまでは知らないだろう。
上本先輩は知っているだろうケド…。

とにかく、篠原さんとの事は全ては過去の事。
少し気持ちが落ち着いた。

藤間さん「でも…。」

え…!?。
でも、なんだ!?。

藤間さん「しーちゃんがときどき変になるから…。」

…?。
変になるってなんだ!?。
いったい、篠原さんに何があるってんだ。

俺「それも、上本先輩から少し聞いた。」
藤間さん「そんな風に?。」

俺「それが…、具体的な事は何も教えてくれなくて…さ。」
藤間さん「…聞かない方が良いと思う。」

う…。
やっぱり、そうなのか。

俺「教えたくない?。」
藤間さん「出来れば。」

…………そうなのか。
そこまでハッキリ拒絶されると…なぁ…。

昔の事を書く、おやじだ。

真能寺駅から道路沿いに進み商店街に入る。
さらに道路沿いに歩き続けると、大きなスーパーがある。
スーパーの出入り口付近には、たくさんベンチが設置されている。
夜は結構カップルが多い。

缶コーヒーを買って、スーパーの前に設置されているベンチに座る。

藤間さんに、俺が知っている事をあらためて伝えた。
俺が入社する1年前。
藤間さん、篠原さん、上本先輩の3人は仲が良かった事。
しばらくして、藤間さんと篠原さんだけで会うようになった。
上本先輩とはただの同期という距離感に戻った。

俺「付き合ったの?。篠原さんと?。」
藤間さん「うん。」

ごく自然な感じで返事が返ってきた。
コレを聞いてしまったら全てが終わると思っていた。
でも…全然そんな事はなかった。

ここからが問題だ。
本当に聞いてしまっていいのか。
ここまで来ても、まだためらってしまう。
でも…。

俺「今も…その…篠原さんと…付き合っていたりは…?。」

………………。
少し間が開いた。
どうなんだ!?。
今も…今も篠原さんとそーゆー関係なのか!?。
もし、そうだとしたら…。

藤間さん「ううん。付き合ってないよ。」

!!!。
そ…そうかぁ。
よよよ…良かったぁ。

昔の事を書く、おやじだ。

真能寺駅から道路沿いに進んでいくと商店街に入る。
週末という事もあってか。
夜だがゲーセンやら居酒屋やらで、結構賑わっている。

言い出すのをひたすら待っていては、藤間さんに悪い気がした。
商店街を歩きながら、今度は俺から話しを切り出す。

俺「アレコレ考えながら、こーゆー事聞くの苦手だから…。」
藤間さん「うん。」
俺「教えてほしいんだ。篠原さんとの事。」
藤間さん「Oが…知りたいなら…。」

知りたい?。
俺は知りたがっているのか?。
どーなんだろう。
藤間さんを失ってまで、知りたい事なんだろうか?。
いや、失うと決まったワケじゃないケド。

ただ…少しずつギクシャクしてきている。
篠原さんの事が1つ耳に入る度に、ギクシャクしてきている。
藤間さんがじゃない。
俺がギクシャクしてしまっている。

…………………。

俺「知りたい。教えてほしい。」

昔の事を書く、おやじだ。

秋も終わろうしている時期。
俺と藤間さんは、真能寺駅近くの大きな道路沿いを歩いていた。

俺は黙って歩いていた。
藤間さんも。

信号待ちの所で、藤間さんが口を開いた。

藤間さん「上ポン…いっつもいいかげんな事ばっかして…」
俺「え…いいかげん?。」

藤間さん「Oに全部言っちゃうし…しーちゃんにも詰め寄るし…」

しーちゃんってのは、篠原さんの事か。
いいかげん…ってのは。

藤間さん「しーちゃんの事…私からOに言うつもりだったの。」
俺「…うん。」

藤間さん「でも、上ポンがちょっと待てって。」
俺「うん。」

藤間さん「俺がOの様子見てやる。それから言っていいかどうか判断するって。」
俺「うん。」

藤間さん「結局、私が言わなきゃいけない事…全部先に…。」
俺「うん。」

上本先輩って、そんな感じの人だったのか。
先輩って先入観のせいか、そーゆー部分にはまったく気がつかなかった。

信号が青に変わる。
俺らはふたたび、歩きだした。

昔の事を書く、おやじだ。

もうタイミングや雰囲気を考えてから、聞くのを止めにした。
軽い晩飯を食い終わって、すぐ藤間さんに言った。

俺「さっきさ…上本先輩とケンカしてたよね。」

藤間さんの表情が曇る。
嫌だけど、ここで気を使ったら…。
繰り返しになる。
いや、もっと複雑な事になっていくかもしれない。

俺「今日、3人で会うつもりだったんだ。」
藤間さん「…うん。」
俺「どうして?。篠原さんと関係ある事?。」

う…。
俺は間違っているのか?。
別に良いんじゃないのか!?。
藤間さんが言いたくないなら…それで良いんじゃないのか!?。

藤間さんに、こんな表情をさせて。
でも…このままじゃあ…。
でも…。

俺「今日でもう聞かない。最後。」
藤間さん「…。」
俺「ごめん。気になって…篠原さんの事が…。」
藤間さん「…。」

藤間さんの目が、少しキュッとなった気がした。

藤間さん「店出よっか。歩きながらでも…」
俺「うん…いいよ。」

地下から出て、大きな道路沿いを2人で歩く事にした。

昔の事を書く、おやじだ。

真能寺駅のすぐ近くにある地下街。
そこにある軽食屋に藤間さんと行く。

ついさっき。
ホントについさっき。
上本先輩もいた。
藤間さんと上本先輩は、何か話していたみたいだ。
上本先輩が帰る直前に、俺は真能寺駅に着いた。
ギリギリ俺と会った。
でも具体的な事は教えてくれなかった。
怒った感じで帰ってしまった。

藤間さんから聞いた方がいい。
ただそれだけを俺に言った。

篠原さんが会社に来なくなってしまった。
上本先輩といっしょに帰った日から。
以前から少し体調が悪かった事も聞いている。

もっとさかのぼれば…。
そうだ。
たしか会社で藤間さんと篠原さんが大ケンカしたんだ。
篠原さんが体調崩したのは、その後だ。

今日は聞こう。
今日こそ…。

メシを食いながら、決意を固める。

昔の事を書く、おやじだ。

俺「ごめん、やっぱ遅れた。」
藤間さん「うん…。」

う…。
藤間さん、また元気ない感じだ。
こーゆーのばっかじゃダメだ。

俺「メシ行こっか。あそこ行ってみたかったんだケド。」
藤間さん「うん。行こっか。」

歩きながら、テレビの事なんかを話す。
最初は俺だけ気味だった。
その内ちょっとだけ、いつもの藤間さんに戻ってくれた。

藤間さんは、元気過ぎるくらいがちょうどいい。
でも…。
なんとなく、上本先輩の事を聞きにくくなった。

というか、いつも俺はこんなだ。
篠原さんの事についてもそうだ。
こんな感じばっかりだ。

落ち着いたら聞こう。
今度こそ聞こう。
さっきの上本先輩の事ぐらい聞かないと…。
どんどん気まずくなっていく。

それは良くない事だと思う。

昔の事を書く、おやじだ。

俺が藤間さんのいる方に向かうと、男だけがこっちに向かって歩いてきた。

俺「あ…」

上本先輩だった。

上本先輩「おっ!?。」
俺「ど…ども…。」

上本先輩も俺に気付いた。
俺は上本先輩に走り寄る。
藤間さんは、階段の所にいる。

近くで上本先輩の顔を見る。
なんか…物凄く怒っているっぽいんだが。

俺「あの…いったい何が…。」
上本先輩「藤間に聞け。その方がいい。」
俺「もしかして…ケンカしたんですか??。」
上本先輩「藤間に聞けって。俺は帰る。」

そういうと、上本先輩は俺が降りてきた側の階段へと向かった。

???。
ど…どうしちゃったんだ。
上本先輩は藤間さんの味方じゃないのか!?。

上本先輩の後を追…。
いや、藤間さんだ。
藤間さんの所へ行こう。

なにか心配だ。

昔の事を書く、おやじだ。

真能寺駅に到着。
地下の本屋に向かう。

えーと、どーこーだー。

あれ…?。
どのコーナーにも藤間さんがいない。
会社で「お先に失礼しま~す」の声は、聞いたハズなんだが。
トイレでも行っているのかな?。

あ、いた。
本屋を少し出た階段の所。
俺が降りてきた階段とは違う階段にいた。

………………。

もう1人いる。
どう見ても男だ
男と藤間さんが何かしゃべっている。
誰だ?。

とりあえず、行こう。

いきなりのリアルタイム、おやじだ。

今日。
大きな変化があった。
まだ「マジでか!?」という感じだ。

採用連絡。
試用期間を乗り越えれば、前の所より遙かに収入と休みが増える。
(前の所がありえない程、少な過ぎたんだが)
それにしても…この待遇は本当なのか?。
こんな景気に。

求められる事は多い。
俺なんかで通用するのか、どーか…。
もっと過酷な事をやっていたから、やれそうな気もするんだが。
ブランクが心配だ。

「人は決まってから悩む」って誰かが言っていたな。
悩むというか不安なんだが。

今やっているバイトを辞めて、新天地で試用期間。
だ…大丈夫なのか!?。
大丈夫もなにも…やるしかないだろがぁ!!。

やるしかない。
通用しなきゃ全てを失う。
それだけだ。

俺の人生に一発逆転なんか存在しない。
コツコツやるしかない。

………俺、がんばる。

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